1月: microの基礎と開発環境のセットアップ

  • 1回目: micro:bitの基本構造と使い方
    • micro:bitの紹介、各部品(LEDディスプレイ、ボタン、加速度センサー)の説明
    • MakeCodeエディタの使い方
    • 「Hello, World!」をディスプレイに表示する
  • 2回目: 基本的なLED制御とプログラミングの基本
    • LEDディスプレイに文字やアイコンを表示
    • ボタンを押すとLEDが点灯するプログラム
    • if文や繰り返し処理(for, while)の基本

2月: 入力デバイスの使用(ボタン、センサー)

  • 1回目: ボタンでLEDを制御
    • Aボタン、Bボタンを使ってLEDの点灯・消灯を制御
    • ボタンが押された回数をカウント
  • 2回目: 加速度センサーを使って傾きで制御
    • micro:bitの傾きセンサーを使って、傾ける方向でLEDの点灯パターンを変更

3月: 条件分岐とループ処理

  • 1回目: 条件分岐(if文)を使って、異なる動作を実現
    • ボタンを押すとLEDが点灯、押さないと消える
    • 温度センサーの値に応じてLEDの色を変更する
  • 2回目: ループ処理とタイマー
    • foreverループを使って、繰り返し動作を実現
    • LEDを定期的に点滅させるプログラムを作成

4月: センサーの活用(温度センサー、加速度センサー)

  • 1回目: 温度センサーを使った温度計
    • micro:bitの温度センサーを使って、温度を測定し、画面に表示する
    • 温度に応じてLEDを変化させる(温度が高いと赤、低いと青)
  • 2回目: 加速度センサーを使った動きの検出
    • microの加速度センサーで、動きを感知し、LEDを点灯させる
    • 体を動かしてゲーム感覚で楽しむ

5月: 音と振動の活用

  • 1回目: サウンドと音楽
    • micro:bitのブザーを使って音を鳴らす
    • 簡単なメロディを作って音を再生する
  • 2回目: 振動モーターを使ったフィードバック
    • 振動モーターで動作確認(例えば、特定の動きや条件で振動させる)

6月: 無線通信(micro間通信)

  • 1回目: Bluetooth通信の基礎
    • micro:bit同士を無線で通信させ、メッセージを送受信する
    • 送信者と受信者でLEDや音を同期させる
  • 2回目: 複数のmicro:bitを連携させたゲーム
    • 複数のmicro:bitを使って、ゲームの進行状況を同期する(例えば、2台のmicro:bitで協力してスコアを競う)

7月: ゲーム作成(シンプルなゲーム)

  • 1回目: 簡単な反射ゲーム
    • LEDディスプレイとボタンを使って、反射神経を使った簡単なゲームを作成
    • ボタンを押すタイミングでスコアを増加させる
  • 2回目: カウンターを使ったゲーム
    • AボタンとBボタンを使ってスコアをカウントし、プレイヤー同士で競うゲームを作成

8月: 外部デバイスの活用(OLEDディスプレイ、モーター)

  • 1回目: OLEDディスプレイを使った表示
    • micro:bitとOLEDディスプレイを接続し、データを表示
    • 温度、湿度、スコアなどを表示するプロジェクトを作成
  • 2回目: モーター制御
    • DCモーターを使って、動きを制御
    • モーターを使った簡単なロボットの作成(例: ロボットアームや移動ロボット)

9月: より高度なセンサーとインタラクティブなプロジェクト

  • 1回目: 距離センサーを使ったインタラクション
    • 超音波センサーを使って、物体の距離を測定し、LEDを点灯させる
    • 障害物を避けるためにLEDを変化させるプロジェクトを作成
  • 2回目: 光センサーを使った応用
    • 光センサーを使って、周囲の明るさに反応してLEDを制御
    • 明るさに応じてLEDの色や明るさを変更する

10月: Bluetoothとスマホ連携

  • 1回目: micro:bitとスマホの連携
    • Bluetoothを使って、micro:bitとスマホを接続
    • スマホからmicroを制御する(例: スマホアプリでLEDの点灯/消灯)
  • 2回目: スマホアプリでゲームを作成
    • スマホアプリと連携した簡単なゲーム(スコアや進行状況をスマホで表示)

11月: 自作プロジェクトの設計

  • 1回目: 自由なアイデアでプロジェクトを設計
    • 参加者自身が作りたいプロジェクトのアイデアを出し、設計を始める
    • 使用するセンサーや外部デバイスを決め、プロジェクトの構成を考える
  • 2回目: 自作プロジェクトの作成
    • 設計に基づいて、実際にプログラムを作成
    • チームで協力して、プロジェクトを完成させる

12月: プロジェクト発表と振り返り

  • 1回目: 完成したプロジェクトのテストと改善
    • 各自のプロジェクトをテストし、動作確認
    • 問題点を改善し、最終調整
  • 2回目: 発表会とフィードバック
    • 参加者全員が自分のプロジェクトを発表
    • 他の参加者からのフィードバックを受け、次に生かす

総合的な学習ポイント:

  • micro:bitの基本的なプログラミング(MakeCodeエディタの活用)
  • センサーや外部デバイスの使い方(LED、モーター、加速度センサー、温度センサー、Bluetooth通信など)
  • ゲーム制作やインタラクティブなプロジェクト作成
  • 自由なアイデアでプロジェクトを設計し、発表する経験